脈動集鑑賞 5句e 

俳句と鑑賞 (堀口俊一)
  
2018年3月号より

 うとうとを包む布団を抜け出せず     福田知津子

 眠りからすっきり覚め切らない朝起きの状態、これを「うとうと」と表現し、続いてこれを「包む布団」、「抜け出せず」とした表現は滑稽味があり独得だ。

 人波を高く越え行く大熊手        米田 一子        

 酉の市で売られる大きな熊手が人波の雑踏を高く越えて進んでゆく情景が彷彿する。その大熊手に焦点をあてて詠んだ句で印象的である。



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6月の花 睡蓮 大泉公園


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